Urchinの生涯

〜 凶悪ウサギ、その生き様 〜
O.S.Urchin

第五話 : 新たな敵(前編)

2001年 12月02日

どうも。ミカン狩りの筋肉痛が今ひとつ撮れない(当たり前:「取れない」だ)ライポンです。

ミカンを取れるだけ取り、意気揚々と引き上げたライポンですが、色々なところに配っていった結果、手持ちは殆ど無くなってしまいました。
もう一度行くか・・・等と考えている今日この頃。

そのようなことを考えていたからかどうかは知りませんが、今週は東京出張です。
おかげでアーチンも日曜日の午前中しかなでれていません。

ら:「く、名残が惜しいがここまでか。せめて素手で撫でよう。」
あ:「くわ!!」
ら:「!!なぜ噛みにくる!!、く、まぁいい。帰ってきてから撫で撫でしてやるぅ〜」(北斗の拳 ?巻参照)


アーチンに出張の背中を押されてやってきました。東京です。
今回は都庁付近に出没ですが、どうも東京には心和む物が有りません。
都庁の下を歩きながら見上げているとビルが高すぎてふらつくし。

知ってました?都知事の部屋が何階にあるか。
実は8Fなんです。(確か(^^;))
理由は「はしご車が届く高さ」だそうです。

ふと疑問。じゃぁそれより高層にいる人は?

建築技術の進歩により、人は半世紀前では考えられない高層ビルを建設することを可能にした。しかし人の命の重さはビルの高さがのびるのと反比例していないか?

50階から地上に降りるのに非常階段だけとは何とも非現実的である。
建てる技術は進んだが、助ける技術は世紀を越えて同じレベル。
未だに高層ビルの防災対策に非常階段しかないお粗末さには唖然とする。

早急に何階にいても、助けられる技術の開発を望む。


え?やけにシリアスですって?
そりゃ〜そ〜ですよ。私が今回来ているフロアは34F。
(ちなみに都庁ではありません。オペラシティという都庁近くのビルです)
間違えてもはしご車は来てくれません。最上階は54階。
仮にはしごが届いても、34Fから地上に続くはしごを踏み外さずに降りる自信は私には有りません。

ちなみに「オリロー」も嫌です。
(豆知識:「オリロー」商品名:人の体にロープをかけて3F〜4F位からゆっくりと地上に降ろしてくれる救命機。)

34Fからロープ1本で地上に降りるライポン。まるでランボーですな。
火災によって起こる強烈な上昇気流にもてあそばれ、木の葉のようにフラフラとゆっくりと降りてくる。
運良く地上に降りたとしても、命が有ればいいが・・・。
降りてきたらこんがりおいしそうなローストビーフ、だったら嫌だな。いや、それはともかく。(ビーフにはならないと思うが、というつっこみは、ない。)

朝、雨が降っているときに見上げてみると上層部は雲にかかっている。
あれ?曇って意外と低いんだ。等と感心している場合ではない。
傘を持っていない。
…く、買うか。(即断1分)

らいぽん:「この傘をくれ。」
フロント:「1500円です。」
らいぽん:「!(顔には出さずに金を払う。)」

…OK、わかった。東京の物価は高い。
これで朝飯は、抜きだ。(涙)

さて、そんなわけで本部から遠く離れて無難に仕事をこなすライポンですが、そんな私に配下の者から電話が。

配下:「ライポン様。」
らい:「なんだ。」
配下:「実は、ウサギが増えてございます。」
らい:「??よく話が見えんな。順を追って説明するが良い。」
配下:「は、以前おっしゃられていたのですが、私の部下がウサギが欲しいと
     いわれたとき、ライポン様が「飼えばいい。資金はだそう。」と
     言われたので、ショップに行ったところかわいいベージュの
     子ウサがいたので、即購入したのです。」
らい:「なるほど。それは・・・いいことだ。」
 (く、1液晶モニター分の資金が飛んでいったか。資金も限界があるというのに。 メカウサと生ウサ、難しい選択だ。)

らい:「ところで購入したのはアーチンの嫁になるのか?」
配下:「いえ、ホーランドロップですので・・・」
らい:「そうか、ではアーチンは当分独り者だな。」
 (嫁が来る前に玉を取るかもしれんが)
配下:「と、言うわけで名前を決めて頂きたく。」
らい:「ほほう、名付け親になれと。」
配下:「御意。」
らい:「ふむ、では考えておこう。しばし待つが良い。」
配下:「は!、良き名を」

しかし、私が留守中に飼うとは。策略か?等という考えが頭をよぎる。
それはともかく、名前を考えなくては。
 「グレイス」
 「マロン」
 「まーろ」
いかん、ありふれている。何か無いか・・・

 「Encryption」(暗号化)
 「Decryption」(複合化)
これは・・・名前か?。だめだ。出張中は頭が回っていない。
帰ってから考えよう。

出張中、ホテルで昔の写真を見る。
アーチンを素手で撫でている写真を発見。
「あぶない!」などと驚いている場合ではない。
こういう時期もあったなぁ・・・しみじみ思う。

今では良きライバル。
しかし、素手でさわれない一抹の寂しさが去来する。
「ふ、3年後にはなでれるさ。」
一人納得し、仕事を続ける。

とりあえず、仕事はともかく、重要なことを引き受けてしまった。





名付け親か。

思えばアーチンはベビーファーが海胆のようだったので「Sea Urchin」、
長いので「Urchin」としたのだが、この単語の意味どおりになってしまった。

今度は「噛みつかない」子になって欲しい。
講習が終わるまでに考えよう。

後編へ続く。